空と風

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不思議の徳島

※動画 アワ(阿波 安房 粟)交流記念講演会

いくおさんのブログで紹介されていた動画が興味深いので、こちらにも貼っておきます。 林 博章先生の小山市での講演の様子です。現地の方がアップしたようですね。

阿波から奈良へ、いつ遷都したのか

昨日、Facebookでこの出版物を知りましたので、早速入手しました。 著者は、阿波国古代研究所の笹田孝至先生です。 Facebookに「本」とありましたので、あちこち在庫検索しましたが、どこもヒットしません。 購入先が、徳島そごうの紀伊國屋書店と書かれて…

鳥の一族 13 須佐之男命

①には、たとえば、三貴子の兄弟が即位する、という方法があります。 月読命は、この継承物語に登場しません。 一方、須佐男命は、ご存知のように、高天原に上り、それを天照大御神に 「我が汝弟の命の上り来る由は、必ず善き心ならじ。我が国を奪はむと欲ふ…

鳥の一族 12 高天原

高天原の時代や古代日本を考えるとき、常に頭において思考しなければならないのは、その王家は必ず男系で継承されるという点です。 以前も書きましたが、前イスラエル駐日大使の一人に、エリ・コーヘン氏がおり、氏は数冊の日本に関する本を上梓されています…

鳥の一族 11 土佐大神

松尾大社 (Wikipedia) 山城国において、大山咋神を祀る松尾神社が鎮座する松尾山は、別名を別雷山といいます。 同じく大山咋神を御祭神とする日吉大社で行われる「山王祭」は、大山咋神と鴨玉依姫が結ばれ賀茂別雷神を生むという神事です。 調べるほどに、…

阿波古事記研究会  Facebook

阿波古事記研究会 すみません。 今日見つけたもので。 遅ればせながら紹介させていただきます。 先月開設された、阿波古事記研究会の、「Facebookページ」です。

鳥の一族 10 高鴨神

葛木坐火雷神社 (Wikipedia) 岩利大閑説では、阿波国加茂山の丹田古墳は阿遅志貴高日子根神の神陵、古墳下の式内社鴨神社はその拝所、としています。現在、鴨神社御祭神は『徳島県神社誌』でも、上賀茂神社と同じく可茂別雷命としており、岩利説…

鳥の一族 9 賀茂(葵)祭

今回も安直に、wikipedia、神社ホームページ等の引用(抜粋)から記事を進めたいと思います。 賀茂祭 ○葵祭 wikipedia 葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の…

鳥の一族 8 事代主命

大麻比古神社 ここで頭を整理するために、一旦シンプルにここまでの流れをまとめてみます。 事代主命が鴨氏の祖神の一人であることは、鴨氏の系図や日本書紀の記述に確認されます。 一方、異母兄の阿遅志貴高日子根命は、古事記において迦毛之大御神と称され…

鳥の一族 7 丹塗矢伝説

伊比良咩神神社(元は ナカトミ に鎮座していた) 故、坐日向時、娶、阿多之小椅君妹、名、阿比良比賣 豊御毛沼命(後の神武天皇)、「日向」に坐す時、「阿多」の「小椅君」の妹「阿比良比賣」を娶りました。 「日向」は徳島県南海岸部、「阿多」は海部郡。…

鳥の一族 6

賀茂御祖神社 ※ ○は、Wikipediaより ○賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)京都市左京区 下鴨神社の通称で知られる。式内社、山城国一宮、二十二社の一社で、旧社格は官幣大社。 賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社で…

鳥の一族 5

桂木(写真は御歳神社と関係ありません) ○葛木御歳神社(かつらぎみとしじんじゃ)奈良県御所市 御歳神を主祭神とし、大年神と高照姫命を配祀する。 日本全国にある御歳神社・大歳神社の総本社とされる。 葛城氏・鴨氏によって祀られた神社で、高鴨神社(高…

鳥の一族 4

長文になりますが、大和・山城の「鴨」系神社と関係氏族の項を、Wikipediaから(○印・抜粋しながら)引用します。 ○高鴨神社(たかかもじんじゃ) 奈良県御所市 京都の賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)を始めとする全国のカモ(鴨・賀茂・加茂)神社の総本…

鳥の一族 3

『安房国忌部家系』には、大麻比古命の子に、千鹿江比売命と由布津主命の名があります。 『安房国忌部家系』とは、式内社、安房国朝夷郡「下立松原神社」の論社のひとつである白浜町の下立松原神社に伝わる系図で、神社は、由布津主命が祖神である天日鷲命を…

鳥の一族 2

画像は国立国会図書館 倭文と天羽槌雄神について、昨日、ALI爺さんからコメントがありましたが、これは、今下書き中の記事をアップせよとのメッセージ(誰からのじゃ?)と受け取りました。 時間を見ながら少しずつ書いているんですが、まだ7割くらいな…

阿波古代史と日本のルーツ研究会 Facebook

今、鴨神社関係で記事を書こうとしていますが、ちょっとヘビーです。 書きかけのものを少しずつ出すことは出来るんですが、今まで以上にまとまりがつかなくなる可能性大で、頭の中で大筋はできてるんですが、今度こそは「のらねこも、とうとう頭がイカレタ…

鳥の一族 1

備前市伊部の山陽道沿いには備前焼の店がずらりと並ぶ ただ、食い意地だけでカキオコを食べに訪れた備前市でした。 車を走らせていると、助手席の嫁が「あれでインベって読むんだね~」と言うのです。 案内標識には「伊部」の文字とローマ字が。 全く何も知…

板野郡の式内社に見る大国主命と天日鷲命  2

仁徳天皇は讃岐の天皇 5 都奴賀とは、板野郡だった 先に書いた、武内宿禰が登場します。 珍彦すなわち、大麻比古=猿田彦=事代主の妹、山下影日売の子であり、葛城氏の祖、葛城襲津彦の父です。 (武内宿禰は5代の天皇に使え、年齢も280歳~360歳と諸説あ…

板野郡の式内社に見る大国主命と天日鷲命 1

「天照大御神」は後の時代の諡名、とは、よく言われることですが、そういった神名は他にもたくさんあると知るべきです。 一番わかりやすいのは「記紀の物語上のキャラクターに一致した意味を持つ漢字」を当てた神名です。 記紀に中心的に登場する神々が、仮…

大国主命とは 天日鷲命 である 2

●白字が賀茂一族系図。色字は私の着色。 下は私の系図私案。 ※は特に私の説 ☆賀茂一族系図(三輪高宮家系譜) 伊邪那岐命 - 建速素盞嗚命 - 大国主命 - 都美波八重事代主命 - 天事代主籖入彦命 - 奇日方天日命 伊邪那美命 (和魂大物主神) (猿田彦神) (…

大国主命とは 天日鷲命 である 1

大麻比古神 とは、事代主命 である 「大国主命」とは「天日鷲命」のこと。 前回のタイトルと前振りから既に察していただいたと思いますが、系図中心に見るならば当然こういうことになります。 様々な神社や氏族に系図が残されており、当然その全てが一致する…

大麻比古神 とは、事代主命 である

阿波国一宮、大麻比古神社は、天太玉命を祀ると云ふなれども、この伝定かならず。 式内大麻比古神は元来一座なるゆえ、祭神は大麻比古神なるべし。 いにしえ、これに大麻山峯に鎮まり坐し猿田彦神を合せ祀りしも、明治より前は大麻比古神は阿波国忌部の祖天…

天日鷲命 は、中臣の神 2

※ 天日鷲命 は、中臣の神 1 上のように『紀』では、飛来した金鵄が神武軍を助け、長髄彦との戦いを勝利に導き、結果、長髄彦の支配地の名が鵄邑(とびのむら)とも呼ばれるようになったということです。 「長髄彦 是 邑之本号焉」と明記されており、その村…

天日鷲命 は、中臣の神 1

強烈なタイトルで申しわけありません。 忌部の方々には怒られるかもしれませんが、素人の戯言なので読み流してください。 参考 ※ ぐーたら気延日記(重箱の隅) ※ 地名の一致は阿波忌部進出の痕跡か? ③ 伊豆國編 - 空と風 まず、前回の復習です。 高知県で…

カツラと事代主命

徳島の古地図(上が南) 勝浦川を、カツラ川と書いている ※勝浦 とは何か 地名の「かつら」グループは、勝浦・勝占・桂などと漢字表記され、そのルーツは海人(あま)族、安曇(阿曇)系の本貫地、阿波の勝浦郡であると書いてきました。 この「かつら」に絡…

全戸郷、の読み方 6

○ 山陰道 丹波4・丹後1・但馬2 ○ 山陽道 播磨4・周防3 ○ 南海道 紀伊2・阿波2・伊予4 ☆丹波国 ①舩井郡 餘戸郷 ②多紀郡 餘戸郷 ③氷上郡 餘戸郷 ④何鹿郡 餘戸郷 ☆丹後国 ①加佐郡 餘戸郷 今余内村是なり。大字余部存す、椋橋の西、田辺の東北にして、舞鶴湾の…

全戸郷、の読み方 5

☆尾張國 ①春部郡 餘戸郷 ②山田郡 餘戸郷 ※中島郡 舊事本紀、天背男(ノ)命、尾張(ノ)中島(ノ)海部(ノ)直(ノ)祖也、・・ 倭名抄載2海部郡(ニ)島田郷中島郷1、・・ ※海部郡 阿末【按海部、修 海人部(ヲ)也、神武紀、漁人訓2阿末1、即正字、詳見 …

全戸郷、の読み方 4

『日本地理志料』(邨岡良弼)は、甲斐國餘戸郷の項で、余戸について、こう書いています。 餘戸、當v讀 阿萬利倍、甲斐國餘戸郷、後稱 甘利荘、或省呼 阿萬倍、有字亦作 天部 天邊 者、戸令義解、里若滿 六十戸、割十戸 立 一里、即餘戸也、 今まで見たよう…

勝浦 とは何か

前回の補足です。 地名に使われる漢字を考えるときに、ポイントとなる見方があります。 漢字伝来以前からあった地名に関しては、漢字は当て字でしかないのですが、その場合、「音を当てたのか」「意味を当てたのか」を観る必要があります。 さらには、漢字と…

ムロ(室・牟婁) 徳島と和歌山

※参考 ぐーたら気延日記(重箱の隅)石井町「薬師庵」 和歌山市長・大橋建一氏HPより 「牟婁」 ~ 私が生まれたのは紀伊半島南部の和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下里という所で、その周辺には東西南北四つの「牟婁郡」がある。 4郡とも元は紀伊国だが、江戸時…