空と風

旧(Yahoo!ブログ)移設版

ジムニーのステアリングセンター調整

 
イメージ 1
 
 
私のジムニーは納車依頼ずっとステアリングセンターがずれています。
納車された日は直進状態で右に切れていました。
しかし、翌日にはリフトアップの作業に出す予定でしたので(車高が変わるとステアリングセンターもずれる)、そのままにしました。
 
リフトアップ後は、逆にわずかながら左に切れていました。
しかし、走りこむうちに足回りに馴染みが出て車高がやや下がりますから、そのまま様子を見ました。
 
基本的には、車高が上がるとステアリングは右に切れ、下がると左に切れるようです。
足回りがへたると車高は下がってきますし、マッテレのタイヤを履いていると露骨にブロックが磨り減ってタイヤ外径が小さくなります。
タイヤのサイズを変えても外径が変わりますから、微妙にステアリングセンターに影響が出ます。
何種類かのタイヤを試し、さらには夏タイヤと冬タイヤで違うサイズを履くことから、状況が落ち着くまで様子見を続けました。
 
その状況も安定してきたので、一度ショップでアライメント調整をお願いしましたが、なぜか事前に伝えていたにもかかわらず、調整後はステアリングセンターのズレが増えていました。
 
そういうわけで、この作業だけは自分でやることにしました。
 
 
イメージ 2
 
 
この、タイロッドとかいう?棒を回して調整します。
丸印の左右2箇所のナットで固定されていますので、これをゆるめます。
回転方向は、左右ともに前方(上から下)です。
タイロッドの途中2箇所に刻まれた窪みにスパナを当てて固定した上で回さないと、タイロッド取り付け部であるボールジョイントを壊してしまうので注意が必要です。
 
 
イメージ 3
 
 
スパナを上から下へ回すと、タイロッドも当然一緒に回転しようとしますので手で上へ押し上げるか、このようにジャッキを当てるなどします。
微調整するときは後者をおすすめします。手で持っていると2個目のナットが緩んだ時にはずみでタイロッドを上方へ回してしまい、正確な位置がわからなくなるからです。
左右のナットは24mmです。タイロッドの方は20mmだったかな?
 
ナットの方は固着している場合が多いので、モンキーレンチは使わないほうがいいです。
私は軽くナメました。
 
 
イメージ 4
 
 
これから度々作業するかもしれないので、ちゃんとした工具を買いました。
写真のものは、ASH(アサヒ軽金属)のレボウエーブコンビネーションスパナ24mm。
使いやすいしカッコイイし長さも充分(これ大事)、もちろん精度もばっちりでおすすめです。
タイロッドの方は大きめのモンキーで大丈夫でしょう。
ナットは作業後締め付ける前にCRC等を吹き付けておいたほうがよさそうです。
 
 
イメージ 5
 
 
左右のナットがゆるみ、タイロッドがフリーになったら、画像のように回転させて調整します。
例えば、ステアリングセンターが右にずれていれば、右側のように上から下へ(前方に)回転させます。
少しずれている程度なら半回転~一回転程度で走ってみて、あとで微調整です。
神経質にびしっとセンターを出そうとすると、走って確認しては調整を何度か繰り返すことになります。
ジムニーは、もともとステアリングのセンター付近の遊びが大きいので、近所を一周したくらいではセンターが合っているかどうかわかりません。
道路には様々な傾斜がありますから。
まっすぐ走りながらステアリングセンターが合っているか確認するというよりも、直線道路でステアリングをまっすぐに固定して、どちらか左右に流れていかないかをチェックするという方法のほうがいいです。
 
 
イメージ 6
 
まだ終わらないの?っていう感じです。