空と風 @ Hatena Blog

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龍の一族 1 大物主神と厳魂神社

 

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金刀比羅宮  画像「うどん県旅ネット」

実は私、Facebookもやってるんですが、けっこう楽しいですね。
特に、卒業以来会っていない小中高の同級生と、何十年かぶりに繋がれたりして感激することがあります。

最近「友達」になった高校時代の同級生の投稿を見ていると「箸蔵寺に参ったら雰囲気が良かった♡」「箸蔵寺こんぴらさん奥の院らしい」と書かれていました。
こういうときに、目がキラーンッ!となってしまうのが、だいたいの古代史変態の特徴です。
普段は一言二言しかメッセージしない私が、いきなり(かなり抑えた)長文メッセージを送りました。(笑)

 その内容を思い出しながら、簡単に箇条書きしてみます。

1.金刀比羅(こんぴら)の語源は「クンピーラ」で、サンスクリット語のワニのこと。仏典では「龍王」で蛇体とされる。
2.金刀比羅宮の御祭神は「大物主神」で、初代神武天皇の后・比売多多良伊須気余理比売の父。
3.讃岐国一宮・田村神社式内社水主神社の御祭神・倭迹迹日百襲姫の『紀』伝承  に、大物主神が登場するが、その正体は「櫛笥(くしげ)の中の小蛇」とされる。
4.大物主神の本質は「水神」で、実体としては「龍神」。
5.日本中が勘違いしているが、大物主神は、実は阿波の神。
6.金刀比羅宮が鎮座する「象頭山」は、讃州・那珂の郡(なかのごおり)の山。
7.那珂郡は、阿波の那賀郡からの地名コピーで、忌部氏を中心とした阿波からの移住者が開拓。
8.「象頭山」の峰続き山頂部は「大麻山」で、山麓の「大麻神社」は、鳴門の「大麻比古神社」の分祀
9.大麻神社御祭神は天太玉命とされているが、本当は、大麻比古神社で古来祀られてきた「猿田彦大神」。
10.猿田彦大神の正体は「事代主神」=「大物主神

 

「ほら?全部つながってくるでしょう?」と解説してみました。
いきなり、こんなのがドーンと送られてきたらドン引きですよねえ。(笑)

まぁ、「女心がわからない」ことに関しては、はかなりの自信を持つ私です。

 

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巌魂神社 画像「ニッポン旅マガジン」

金刀比羅宮の奥社は「巌魂神社」といいます。

御祭神は「巌魂彦命」です。一般に(いずたまじんじゃ)(いずたまひこのみこと)と書かれますが間違いです。
私に言わせれば「いつのみたまのかみ」「いづのみたまのかみ」です。

以前も書いたように、本来、神社名の区切り方は「◯◯+神社」ではなく「◯◯神+社」です。
◯◯神の社(やしろ)、なのです。従って、正確な神名は「巌魂神」ということです。


この巌魂神を、金刀比羅宮HPは「武雷尊」(たけいかづちのみこと)だと記しています。素人っぽい勘違いでしょう。

御雷(たけみかづち)神は、伊都之尾羽張(イツのおはばり)神の子であることからの連想ではないでしょうか?


事代主神」の別称の一つが「厳之事代主神(イツのことしろぬしのカミ)なのです。

ですから、金刀比羅宮大物主神)=巌魂神社(厳之事代神)で、同じ神様をお祀りしている。当然のことです。

 

※歴史探偵的な視点で書き加えれば「伊都之尾羽張神」=「厳之事代神」ではないか?という見方もあります。「尾羽張神」も「龍神」の可能性があり、また「大物主神」は固有の神名ではないからです。そうすると、建御雷神は?と、段々面白くなってゆきます。

 


さて、「友達」へのメッセージは、上記のものが「前半」で、この後、この「龍神」の正体についての解説が続きます。
それがこの『龍の一族シリーズ』であり、おそらく、数十回に分けて書いてゆくことになると思います。

もう長文はしんどいので『鳥の一族』的な書き方はぜず、『鳥の一族』一本を2~3回に分ける感じで書こうかな?と考えています。


続く

 

※文中「比売多多良伊須気余理比売」を「勢夜陀多良比売」(母子)と誤記していましたので訂正しました。

※「武雷尊」を『山城国風土記』上の「火雷神」とすると、近い血縁となります。