名前に惹かれて行ってみた。
もちろんネットで下調べはした。
店名もさもありなん。店主は極真空手の黒帯らしい。
我々梶原一騎世代には、しびれる店名である。
店内にはもちろん、「空手バカ一代」のコミックが。
店は道場と同じく、入る時と出るときは、胸の前で十字を切って、
押忍！失礼します！！
と言わなければいけない。
やり方が分からない人は、アンディ・フグを思い出して真似てもらいたい。
注文前には、正座をして神前に礼をする。
食べる間には、押忍！いただきます！！ と言うこと。
照れてはいけない。
何事も修行である。
店に入ると、カウンターまで列ができており、テーブル、座敷の席も先客で埋まっている。
この店の人気メニューは、「釜バターうどん」だそうだ。
釜あげにバターをトッピングしてあるだけかと思ったが、注文したら卵も付いていた。
つまり、「釜玉バターうどん」であった。
溶かしているわけではなく、ご覧のとおり上にバターとブラックペッパーが乗っかっておる。
激ウマというわけではないが、想像以上に釜あげにマッチしている。
「釜バターうどん」は、この店オリジナル・元祖だそうだ。
うどんはというと、コシがあるという評判が多いが、たしかにもっちり系の重量級麺である。
しかし、あえて苦言を呈すならば、いまひとつのキレがほしい。
往年の、山崎照朝、近年の成嶋竜のようなキレが加われば最強のうどんとなるだろう。
その時には、２号店、「地上最強のうどん」を出店してもらいたい。
３号店はもちろん「最強最後のうどん」である。期待している。
釜あげで口の中がもっさりしたので、冷やしでシメる。
食べている途中、急に腹が痛くなった。
急に激冷のうどんを腹に叩き込んだのがいけなかったのか。
店長日記を読むと、山で子犬を拾ってきて飼っている。
えらいやつだ。元同門、動物好きとして、応援せねばなるまい。
帰宅して、午前中に飲んでいた飲みかけのスポーツドリンクを飲んでいたら、嫁がキャップの刻印を見て
それ、去年の１０月で消費期限過ぎてるよ～
と、のたまう。
誰がこのスポーツドリンクを冷蔵庫に入れといたんじゃい！
あ、また腹が痛くなってきた・・・・・ これが原因やったか・・・
