面白半分で、どんなうどん屋ができたのだろう?と、ここまで来ました。
どうせ、山奥だし、イロモノうどんだろうけど、まあ一回行ってやれ、と。
奥の壁一面に本物の古新聞が貼り付けてあります。
東京などで、よくレトロな店を演出しているところでは、作り物も多いです。
昭和11年の大阪朝日新聞でした。
携帯は“圏外”です。
カウンターの手前の小皿に色々なおかずが並びますが、全て100円です。
初めてのうどん屋で、高いメニューや大盛りを頼むのはおすすめできません。
私は何度も後悔しています。
ここは王道の「かけうどん」を。 嫁はいつものように「かまたま」を注文します。
店のおばちゃんおすすめの、辛を漬け込んだ醤油です。
辛さはそれほどではありませんでした。
味はかなり濃いです。
ちょろっとかけても、ひと混ぜすれば麺が真っ黒になります。
ほんの少しだけ乗せて醤油とで調整するといいでしょう。
味は?
写真を見ればわかりますね。
うまい!
です。
期待していなかっただけに、こんなモノホンが出てきて感動です。
さすがは香川。
ブームに乗っかろうとしただけの、徳島の何件かのうどん店とは格が違います。
冷たいしょうゆうどんを追加します。
幸せだなあ。
しかし、外はまだ雪が残り寒いせいか、はたまた私の嗜好か、ここのうどんは温かい方が好みだな。
温かいしょうゆうどん追加。
ちょうど茹で上がったのが出てきました。あなうれし。
盛り方一つを見ても分かりますが、一言で表現すると、全てに心のこもったうどんですね。
上の写真といっしょだろうって?
ふざけんなよ。冷たいのは水で締まってエッジとツヤが出てるだろ。
ああ、満足だ。
店をでると、中からおばちゃんが出てきて、「うどん、どうでしたか?」と訊くので、「おいしかったですよ~」と感激を伝えました。
雑誌だかテレビだか、2箇所くらいが取材に来て、もうじき公開されるらしい。
うどんを打ってるのは85歳のおばあちゃんなのだそうです。
感激倍増です。
もうじき行列ができますよ、と言っておきましたが、おばあちゃんに負担は掛けたくないので、これを見ても積極的に行かんでよろしい。
喜んでもらえる程度に行くように。 どのくらいじゃ?
雪かきの道具が
周りには骨董の店が並ぶ
喫茶と書いてあるが中は骨董で、外の自販機でお茶するらしかった
いや、たのめば中で飲めるのかもしれない。早い話がよーわからん
中にはこんなのがありました。袖搦(そでがらみ)という江戸時代の武器です。こういうの好き。
容疑者の衣服に先端部分を引っ掛けて絡め取る事で相手の行動を封じる。
鞘の刺は相手に掴まれて奪われない様にするための工夫である。(Wikipedia)
帰宅してからネットで調べると、ここは 「東の里」、うどんを食べた店は 「百円食堂」 というらしいです。
昔からの集落をそのまま生かした商業エリアのようです。
いつからやってるのか知りません。
営業は、土・日・祝のみ。 11時~売り切れまで。
※ 右上の「航空写真」をクリックしてみてください。笑えますから。