空と風

旧(Yahoo!ブログ)移設版

高知、広すぎやろ・・ ②

イメージ 1
 
 
朝一で昨日の神社にお参りし、西へ向かいます。
深淵之水夜禮花神を祀る式内社「深淵神社」です。
 
次は、高知市を抜け、いの町の神社へ。
 
 
イメージ 2
 
 
さらに西へ向かい、越知町の神社へ参ります。
 
 
イメージ 12
 
 
二番目と三番目は、式内社・天石門別安國玉主天神社の論社です。
 
今年の初夢に 「 天石門別◯◯◯◯神社 」 という神社が出てきたのですが(◯のところは不明)、「 天石門別 」 と、頭に名の付く神社は、そうはないと思います。
 
本当ならば、もう一社参りたかったのですが、場所が分からないので今回は見送ります。
となりの仁淀川町にある 「 天岩戸別神社 」 です。
 
地図には載っておらず、ネットで見ても正確な位置と付近までの道さえ分からない。
神社検索サイトでは、所在地が、仁淀川町峯岩戸458番イ となっています。
あるHPでは、その隣「黒森山」の頂上にある扁額のない神社がそれであると書いています。
 
もしかすると、前記の式内・天石門別安國玉主天神社とは、その鎮座地の前を流れる仁淀川のさらに上流山奥に位置するこの天岩戸別神社の拝所なのではないか?
と直感したのですが、確認しようがありません。
 
 
イメージ 15
 
 
前方右手の山の何処かに「天岩戸別神社」が
 
神社に参るために、海沿いの道から離れ山間に入ったので、そのまま四国カルストの方を抜け、四万十川経由で足摺岬を目指します。
あわよくば、四国カルストを走ろうと思ったのですが、自前の地図には「冬期通行止め」と書かれています。
 
それにしても、仁淀川とその周辺山間部の景色は素晴らしいです。
写真を撮れなかったのが悔やまれます。
 
同じ四国でも徳島の自然のような険しさがなく、雄大でのどかです。
仁淀川の流れもおだやかで、四万十川に負けず劣らず美しい。
車を走らせながら、嫁もしきりに景色に感嘆の声を上げます。
 
 
イメージ 16
 
天気はいいのだが、前方の山々には雪が見えます。
進むにつれ、
 
 
イメージ 17
 
 
ついには吹雪いてきました。
 
 
イメージ 18
 
 
 
雲の上のホテル・温泉(向こう側)の隣にある「雲の上の市場」で腹ごしらえします。
 
 
イメージ 19
 
イメージ 20
 
 
感じの良いおじいさんとおばあさんが営業してます。
雲の上ラーメンは、ピリ辛の味噌味。
ちょっとぬるかったけれど、スープと麺は、とてもおいしいです。
書いていて、また食べたくなりました。
 
 
イメージ 3
 
イメージ 11
 
一日で、快晴から雪道まで。 シャモニー・モン・ブランをラリーしているような気分になる。
 
 
イメージ 4
 
 
雪がやんだと思ったら、道路工事で止められる。
警備員がやってきて、
 
 時間帯通行止めをやってます。
 1時45分まで待っていただくようになります。
 
と言う。 このとき、1時12分。
 
  ありえねえ・・・
 
 
イメージ 5
 
 
曇り空の下、四万十川を横目に見ながら南下を続けます。
何も下調べせずに来たが、見たところ、四万十川の見所のポイントはもっと上流にあるようです。
 
下流に行くほど雄大で、川沿いの道路は快適、というイメージだったが、ところどころ広くなるも、道幅の狭い徳島なみの道がけっこう続きます。
これでは仁淀川上流のあたりのほうが快適だった。
 
 
イメージ 7
 
四万十川中流域沿いの道路
 
基本的に、高知の道路はいいです。
広くて舗装状態もいい。
時々、舗装の荒れた路面もあるが、それで徳島の平均的な道路程度です。
あちこちで道路の拡張工事もされていました。
この時期の予算獲得のためのママゴト工事ではなくて、まだ狭い山間部の道幅を拡げるような有用な工事です。
 
 
イメージ 6
 
 
ちょっと、沈下橋を渡ってみたりして。
 
徳島では潜水橋と呼びますが、四万十川のは幅もあって川の水量も少なく流れがおだやかなので、恐怖感はありません。
徳島の吉野川の潜水橋は毎年落下する車が絶えなかったので、橋の両サイドを高くしてタイヤ止めにしています。
昔はこの沈下橋のように突起がなく、流れの速い吉野川の上を通るのはドキドキでした。
吉野川では、流れの速さに目の感覚が狂ってまっすぐ走っているつもりが斜めに進む車があったのかもしれません。
 
 
イメージ 8
 
 
四万十川下流、河口が近づくと快晴になり、ここから足摺岬を目指します。
 
 
イメージ 9
 
 
前方先端が足摺岬
この時点で、17時です。
ブログではサクサクと進みますが、相当の距離を走っています。
 
実は30年近く前に、一度バイクで四国1周したことがあります。
どこにも寄らず、ひたすら走って1日で回ったのです。
正直途中で発狂しそうになりました。
 
 
イメージ 10
 
 
2ストのバイクだったんですが、つくづく、長距離は4ストで走るべきだと思いました。
四国も外周を回ると800キロ以上ありますからね。
四国に来たことのない遠方の人は、もっと小さい島というイメージを持っている人が多く、また道路事情もよくないことから、実際に車で走ると、いろいろな意味で驚くようです。
 
今回走ってみて、高知はかなり道が良くなりましたが、高速網は四国全体で尻切れトンボ状態です。
徳島のように私が昔バイクで走り回っていた頃から、何ら道路事情が改善していない県もあります。
舗装すら、そのころ舗装してから一度も改修工事していないような路面の荒れたところばかりで本当に驚きます。
 
今回は車で、2人で運転を交代しながら1泊すれば、余裕で1周できると思っていたんですが、大して寄り道もしていないのに、さっぱり前に進みませんでした。
 
ここから松山方向へ北上する予定でしたが、サッカーアジア大会を見るべく最短距離で帰ることにします。
四国を観光しながら一周するためには、最低でも各県で一泊、ゆとりを持って回るためには2泊する必要があるでしょう。
我が家は猫たちがいるので3日も家を空けられません。
 
 
イメージ 13
 
 
知りませんでしたが、四万十町という町は二つあります。
四万十川が有名になりすぎて、その名にあやかりたいと合併の際に採用したのでしょう。
 
私は地名にうるさいので、こういう観光優先の地名のつけ方は嫌いなのですが、たしかにそれだけのブランド力はあります。
四万十◯◯というような名産品が数多くありますが、名前だけで売るのではなく、皆商品のレベルが高いのです。
 
高知は全般に食べ物が旨いです。
果物、魚介類、四万十の海苔や今回見つけた味噌、それから立ち寄って食事した店の食べ物もみな美味しかったです。
味付けもうまいようです。食通が多いのかな?徳島負けてますね。
 
で、足摺岬土佐清水市、となりの四万十川河口付近から四万十市になります。
ここまでの海岸線の道は本当に最高。
高知は山間も海沿いもいい道が多くてうらやましい。
車やバイク好きには贅沢な県です。
 
地図で見るとたいしたことはありませんが、この四万十川河口あたりから上の四万十町あたりまで、ほとんど信号もなくノンストップで走って1時間くらいかかります。
嫁が70キロくらいで車を走らせていても、次々後ろから煽られ、そのたび左に避けて道を譲ります。
 
徳島北部が、がらがらの幹線道路でも4~50キロで流れるのとは大違いです。
徳島でも県南海岸線は同じようにみな飛ばしますが、このへんは流れがそれよりプラス10キロくらいという感じです。
 
そんなこんなで1時間近くも走って案内標識がまだ四万十なのには本当に驚きました。
上のような事情は知らなかったし、徳島で1時間走って一つの市を横断できないなんて考えられないでしょう。
ここは外国かよ?
と、嫁と笑いました。
 
須崎まで行って、やっと高速に乗れます。
足摺岬を5時半に出て、自宅についたのは10時半でした。
 
ちょうど前半3点目が入ったところでした。
 
走行距離 トータル 860Km
 
 
イメージ 14