朝、仕事へ向かう途中、前方道路の真中を黒い物体が横切りました。
ん? たぬきか?
と思ったが、ちょっと大きく丸っこい。 一瞬、
子グマ?
と思いましたが、道路脇へサッと走る一瞬の動きで、分かりました。
思わず車を左へ止め、急いでカメラを取り出します。
今まで何度も、野生の動物を見かけては写真に撮ろうとして間に合わず、繁みに逃げられています。
なんとか後ろ姿を撮った、と思ったら、この男はもっとサービス精神旺盛でした。
けっこう太ってますね。
山奥ならともかく、山中とはいえ幹線道路の真ん中でサルを見かけたのは、これで2回目です。
初めて見たのは去年です。
阿讃山脈の山の麓に生まれ育って、高校を卒業し四国を離れるまで、野生の動物など見たことがなかったのに、今はクマ以外はいろいろ目にするようになりました。
私の行動範囲が広がったというのもありますが、それだけではなく、彼らが人家の近くに出没するようになったのです。
私は動物好きなので楽しいですが、彼らは切羽詰っているのでしょう。
帰りには、イノシシが。