空と風

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動物ワンダーランド

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ハクビシンを見たのは「珍獣」発見の前日か前々日。
珍獣がいたのは徳島と香川を繋ぐ国道上ですが、それはそこより山寄りの裏道でした。

急なカーブが続き、坂を降りきるあたりで、道の真ん中にそいつはいました。
まず、体全体のシルエットが目に入り(イタチか何か?)と思いましたが、顔を見ると縦にくっきりとした線が入っていました。


とっさに名前が頭に浮かびましたが、生活の中で今まで一度も見たことも話に聞いたこともありませんでした。
過去に見たテレビの映像が記憶の引き出しから出てきたのです。
車を止めカメラを探しているうちに、彼は草むらに消えてしまいました。
一応シャッターは押したのですが、草むらに消える直前のおしりがピンボケで写っているだけでした。

ネットで調べると、確かに長い尻尾が特徴のひとつのようで、「珍獣」もハクビシンの子どもの可能性が高いと思います。
しかし、ハクビシンは夜行性の動物で、日中に眠るのだそうです。
あの子達は、何故あんなところで寝てたんでしょうね?


先日、ハクビシンを見かけた全く同じ場所で「キツネ」を見ました。
これも、生まれて初めてです。
とっさに「キツネだ!」と思いましたが、確証はありませんでした。
だって、「四国にキツネがいる」とは夢にも思っていなかったからです。
でも、犬好きの私が犬と見間違うわけありません。
体系・尻尾など、どう見ても犬とは違う。決定的に違ったのは“走り方”でした。
上にぴょんぴょん飛び跳ねるように走って逃げていったのです。

タヌキはいっぱいいます。時々見ます。
(子供のころ、高校を出て上京するまでは一度も見たことがありませんでした。)
私の母親や、親戚の人たちも、何回もタヌキに化かされています。
平成狸合戦ぽんぽこ」を見ても分かるように四国はタヌキ大国です。
でも、キツネは例の「る~るるる!」の北海道!というイメージがあったのです。(わかる?)

北国の動物だと思っていたのです。でもあれは“キタ”キツネだもんな。
ミナミキツネもいるから、わざわざ“キタ”が付いているんだろうな・・・
と思ったものの、笑われるのが恥ずかしくて「キツネを見た」とはなかなか口に出せませんでした。
職場で遠慮がちに「四国にキツネっていますかねぇ?」と言ったら、「あ~。もしかしたらいるかもねえ・・」との反応で、少々確信が出てきました。
ネットで調べると「ホンドギツネ」という種類が四国にも生息することがわかりました。
(“南”じゃなくて“本土”なのね)
ただし、非常に少数だそうです。

ちなみに「香川 キツネ」で検索すると「うどん」ばかりがヒットしました。(笑)
でも「キツネの嫁入り」伝説もあるそうです。

あの場所は、要チェックポイントですね。
後で気付いたんですが、そのすぐ下を小川が流れているんです。(もう蛍が飛んでいました)
つまり、彼らは山を降りて水を飲みに来るんじゃないでしょうか?
そこから先は、しばらく平坦な人里ですが、反対側は深い山々が続いているのです。
道路上でイノシシの軍団とも遭遇しています。

これからあの場所を通るときは、カメラの電源を入れて脇に置いた状態にしておこうと思います。