「忌部氏」及び「阿波と忌部の関係」に興味を持ったものの、その関心に答えてくれる情報源がありませんでした。
できれば、一冊まるまる忌部のことを解説した本で、それさえ読めば忌部のことが大体理解できてしまうような本がないだろうか?と思っていました。
昨年の夏、鴨島町(忌部の本拠地である麻植郡~現吉野川市~の中心地)の書店で本を購入しようとレジに並ぶと、カウンターにこの本が平積みされていました。
タイトルを見て、思わず手に取り、目次を見て「探していたのはまさにこんな本だ」と興奮しました。
タイトルを見て、思わず手に取り、目次を見て「探していたのはまさにこんな本だ」と興奮しました。
読む暇がないので購入を迷ったのですが、入手しておかないと後悔すると思い、とりあえず買ったものの、案の定埃を被ったままになっていました。
今年入院することになり、やっと読む機会ができたのです。
今年入院することになり、やっと読む機会ができたのです。
この本の情報を元に、ネットで入手した情報と私の妄想をプラスして文章を書いています。
今後も、そのまま書き出すときは「引用元」として、そのつど記載します。
今後も、そのまま書き出すときは「引用元」として、そのつど記載します。
忌部氏はもちろん、古代日本や、秦氏などに興味のある人にはお勧めします。
ただし、読み続けるのに辛い部分はあります。
多角的に忌部の正体に迫ろうとするため、別の章と同じ記述が何度も繰り返されたりします。
構成をもっとスマートにし、エンターテイメント性を持たせれば、すぐにでも「たま出版」とか「徳間書店」とか「学研」あたりが全国出版してくれるでしょうね。(笑)
著者は
邪馬台国は四国にあった!?
の、動画にも出ている教師の林博章氏で、真面目な研究書ですから、そういうわけにもいかないでしょう。
ただし、読み続けるのに辛い部分はあります。
多角的に忌部の正体に迫ろうとするため、別の章と同じ記述が何度も繰り返されたりします。
構成をもっとスマートにし、エンターテイメント性を持たせれば、すぐにでも「たま出版」とか「徳間書店」とか「学研」あたりが全国出版してくれるでしょうね。(笑)
邪馬台国は四国にあった!?
の、動画にも出ている教師の林博章氏で、真面目な研究書ですから、そういうわけにもいかないでしょう。
読み進めても、登場する神々や忌部氏の系譜がこんがらがってしまうので、そのつど書き出して整理しようとしました。
それでも途中で頭が痛くなります。
古事記などに興味がなくて、神々の名前にこれまで親しみがない人は余計辛いでしょう。
(本の途中にも系譜を図化したページはあります)
理解を深めるために自分でも書いてみたのです。
たとえば、『古事記』『日本書紀』『古語拾遺』などに、神々の系譜が書かれていますが、
共通して「○○の男(女)」という書き方をされているのは「○○の息子(娘)」ということらしいのですが、日本語の難しいところで、読み手によって微妙に解釈が変わったりします。
たとえば、『古事記』『日本書紀』『古語拾遺』などに、神々の系譜が書かれていますが、
共通して「○○の男(女)」という書き方をされているのは「○○の息子(娘)」ということらしいのですが、日本語の難しいところで、読み手によって微妙に解釈が変わったりします。
この本の第一章「忌部氏の系譜」にも?と思うところがあります。
『古語拾遺』の「氏祖系譜」条には、
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の生みませる女の名は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)と曰す。
其の男の名は、天忍日命(あめのおしひのみこと)と曰す。
又、男の名は、天太王命(あめのふとだまのみこと)と曰す。
其の男の名は、天忍日命(あめのおしひのみこと)と曰す。
又、男の名は、天太王命(あめのふとだまのみこと)と曰す。
と、書かれています。私は、
② (同じく)その生みませる男の名は「天忍日命」
③ (同じく)また生みませる男の名は「天太王命」
先生も「本を売って儲けたい」というよりは、「阿波忌部をもっと世に知らしめたい」と考えておられるでしょうから、著作権で文句を言われることもないでしょう。
これでも先生の忌部に関する研究のほんの一部しか発表できておらず、今後も続々出版予定があるそうですから私も大変期待しています。
これでも先生の忌部に関する研究のほんの一部しか発表できておらず、今後も続々出版予定があるそうですから私も大変期待しています。