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式内社(倭大國玉神大國敷神社)比定② 医家神社 三好市池田町

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日本一社 延喜式式内社 阿波國美馬郡 倭大國玉神大國敷神社二座 (論社)  医家(いげ)神社

 

鎮座地 徳島県三好市池田町マチ2286

 

御祭神 大國主神 少彦名神 (徳島県神社誌による)

 

御神紋 三つ巴

 

創祀年代は不明。
現在の社殿は、かなり新しい。
江戸時代の火災により、社記等は焼失。

 

「医家」は「池」の意味であるという説があるが定かではない。
「音」が先にあって後の時代に漢字が「当て字」されているわけだ。
漢字を見たまま「イケ」と発音しているのだが、元々「イゲ」と呼ばれていたらしい。

 

「池」は、大杉氏の「四国邪馬台国説」では大切なキーワードのひとつなのだが、私としてはもうひとつの古代阿波のキーワードである「イ」がひっかかる。
「イ」の「ゲ」、「倭」国の「下」ではないのか?などと考えてみたりする。


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式内社・倭大國玉神大國敷神社に比定される一社である。
もう一方は美馬市に鎮座するが、大杉氏はこちら(医家神社)を倭大國玉神大國敷神社に比定する立場をとっている。
御祭神は「大國主神」と「少彦名神」だが、大杉氏は池田町を大國主神の都と考えているからだ。
元地はシンヤマという池田町の高台で、医家神社に合祀されたものとしている。

 

『阿府志』には「倭大國玉大國敷神社二座俗に医家大明神と号す、祭紳二座大己貴尊少彦名命・・」とある。

 

倭大國玉神大國敷神社の比定が正しければ、本来の御祭神は「倭大國玉神」と「大國敷神」であったはずとする説もある。
しかしながら、徳島は他にも「出雲系」の神を祀った神社が大変多いので不自然なことでもない。
また、「大國魂神」が「大國主神」と同神と解説している書物もある。


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※以下コメント(当時)


「池」といえば伊豆半島「大室山」の麓にも「池」地区がある・・。「大室山」もとっても不自然な人口的な山なのですが・・・。少し近視眼的になっている自分に気づいたので、伊豆半島も調べることにします。
2010/4/12(月) 午前 6:23 [ イコピコのひとりごと ]