空と風

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肝炎 その後

ネットによると「急性」肝炎は、平均1ヶ月、長いもので2ヶ月くらいで治癒するものだそうです。
私の場合は、もうじき2ヶ月になりますが、今のところ完治に至っていません。
ALTが100台に下がってからの回復ペースが鈍いです。
体調もいまひとつで体力の低下も激しいです。
年齢による?回復力の低下ってやつですかね。
今月中に完治しなければ、自宅療養で、点滴打ちに通院、となるかもわかりません。

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病室から“見えていた”新緑

立て続けに2回入院したわけですが、その間いろいろ友人などから電話がありました。
ほとんどは、偶然掛けてきた電話です。
ところが、普段はたまに連絡してくるやつらが、この期間中集中的に、申し合わせたかのように電話してきました。

中には、こっちがKO寸前で声を出すのさえつらく、今まさに入院しようとしているときに「元気~?」と掛けてきた者があります。
(元気じゃねぇよ)

また、帰郷以来(だから、もう6年か?早いなぁ)会っていない友人が二組ほど、「この夏、徳島へ遊びに行く」と言うのです。
古い友人だったり、昔の会社の後輩だったり、それぞれには横の繋がりはありません。

この偶然の一致は何だろう?と思いました。
私の先の長くないことを本能で察知して(電話しなきゃ。今、会っておかなきゃ。)と潜在意識が働きかけたのではないか、と思いましたね。
暇なんで、一応「人間の死」というものについては考えました。
一番感じたのは、原因がわからないまま腸炎でのたうちまわっていた時ですけど。
そうやって、前触れもなくある日突然、病魔に襲われたり事件事故にあったりして、そのまま終わる人生だってあるわけじゃないですか。

数年前にも、自動車事故で1回死に掛けていますし、
(もし急に死んだら、周りはどんな反応するだろうな?)
と、何人かの顔を思い浮かべて想像しましたね。

嫁は「せいせいした」と喜ぶかもしれません。
友人も驚くでしょうけど、数週間もたったら頭から消えていなくなるでしょう。
でも親は、一生悲しむでしょうね。
母親は、私が東京に行くのをどれだけ悲しんだか。
「徳島に戻る」と言ったときに、無口な父親が横を向いたままボソっと「今晩は嬉しぃて眠れんのぉ」と言ったことに、私は驚いたものです。
だから親よりは先に死なない。これが最大の親孝行でしょう。

先日は、そのうちの一人が電話してきて、
「せっかく夏に会いに行こうと思ってるのに、“それ以外の理由で”その前に徳島へ行かせる、なんてことは無しにしてくださいよ。」
などと言います。(笑)

まだ逝かねーよ。