空と風

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「肝炎」という病気

午後からの診断は、先生が変わりましたが、血液検査の結果を見るなり、
「あら~!」
と、驚かれ、即入院を勧められました。

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肝炎というのは、大雑把に言えば、急性と慢性があり、種類としてはウイルス性・アルコール性・免疫性・
薬剤性など数種類があります。ウイルス性にも、A型・B型・C型のほか数種類があります。
代表的な症状は、

①全身倦怠感
②発熱
③軽い腹痛
④吐き気、嘔吐
⑤食欲不振
⑥皮膚の痒み
⑦黄疸

などで、私の症状は、④以外の全てです。
特に全身のだるさは強烈で「体の芯からだるい」という感じです。
黄疸(全身の痒みも茶褐色の尿も黄疸の症状)が出ているときは、特に悪化しているときで、絶対安静にしなければいけません。
B型・C型などの慢性肝炎では、こういった自覚症状はほとんどなくて、検査して初めて分かることが多いそうです。

急性肝炎の場合は、そのほとんどが、「ウイルス性」で「A型」です。
A型は経口感染で、慢性化はせず一度かかると抗体ができて二度と感染しません。
しかし、発病期に安静にせず無理すると、「劇症肝炎」や「腎不全」になることもあり、
最悪の場合は命にかかわるといいます。
海外の不衛生な飲食物から感染するのもこの型です。
B型とC型は、血液感染で、肝硬変や肝がんに進行しやすい危険なウイルスです。
国内では、この3種類がほとんどです。

症状から見て、私の場合は、このA型だろうと予想されていました。
ところが、検査の結果、A型・B型・C型、いずれも陰性(該当しない)だと分かりました。
通常、病院では、この3型の検査しかしないのだそうです。それだけ他の型は日本では稀だということです。

ウイルス性だとすると、残る型のうちDとGは血液感染で、可能性はほとんどありません。
E型は経口感染ですが、インドや中国などの汚染水からの感染がほとんどで、国内では数人程度の発症例しかないそうです。
国内の場合、猪や鹿の生肉から感染すると言われていますが、私はそれらを食べていません。
先生も「ウイルス性だとは思うが・・」と、何型か断定できずに困った様子でした。
ただし、何型であろうと、急性のウイルス性の場合の治療は、安静にして点滴と食事療法で回復を待つという方法に変わりはありません。


他の種類のウイルス性で、血液感染以外、経口感染のものはTTV型というものがありますが、これは実態がまだ解明されていないようです。
ウイルス性以外であれば、調べた範囲で一番可能性が高いのは「薬剤(薬物)性肝炎」で、実はこれではないかと、私は疑っています。
(実は、この文章は病室で書いています。)

これは、症状はウイルス性と酷似していて、顕著な症状としては、発熱・だるさ・黄疸・痒みなどがあります。
薬物による直接またはアレルギー反応で肝障害を起こすものです。
アレルギーのほうが可能性が高く、つまり同じ物を摂取しても誰でも発症するわけではありません。
原因となりやすい薬には「鎮痛剤」や「解熱剤」「抗生物質」も含まれ、前回「腸炎」で入院した際の薬が今回の「肝炎」を引き起こしたのではないか?と考えるのです。

その他には「痩せ薬」「健康食品」や「各種サプリメント」で肝障害を起こし、命を失った人もいますので、
注意が必要です。
営業妨害になるので書きませんが、どういうものが肝障害を起こしやすいかはネットですぐ調べられます。
誰もが健康にいいと認知しているようなものでも、実際危険な物があります。


(その後、念のためE型の検査『保険が利かないため実費になる』も行いましたが、これも陰性。
 自己免疫性も陰性、膠原病(母親がこれなので)が引き起こす肝炎も陰性。 
 先生の見立てでは薬剤性を引き起こす原因となる薬の摂取も可能性が低く、
 ますます正体不明になりました。)