空と風

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講演会 『神武天皇は海を渡ったか』

 
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阿波国古代研究所調査報告講演会
 
阿波から奈良へ、いつ遷都したのか Ⅲ
 
神武天皇は海を渡ったか』
 
を、拝聴してきました。
 
 
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講師は、阿波国古代研究所代表の笹田孝至先生です。
定員70名とのことでしたが、会場の会議室いっぱいの受講者で、人々の阿波説に対する熱気を感じました。
 
初めて参加しましたが、第一印象は、やはり情報量の多さです。
そもそも、情報不足によって間違った説を展開することは充分あるわけで、日本古代史の通説などは阿波のことを何も知らないがゆえの主張といえるでしょう。

また、情報をどう読むかは個人によって違うわけで、そこに解釈や説の違いが生まれます。
その点については、私やぐーたらさんのような(そうです。一緒に聴いていました)ひねくれ者は、鵜呑みにはしないという悪癖があるのですが、かといって否定するわけでもありません。
 
私の場合、どんな名説、名分、名言であっても「常に疑いつつ」目にする耳にする習慣というのは、小学校時代の教育 (かなり特異な教育でした) のせいでもあります。
ぐーたらさんのような研究者魂を持っている人は、私なんかよりも根が辛辣ですからね。
 
嫁は、スクリーンが小さくて字が見えないと不満をもらしておりました。
阿南古事記研究会のお兄さんの話し方が一番分かりやすくて (これまで聴いた中で) 好き、と今だに言っております。
 
 
行ってみたいと思いながらまだ行けずにいた場所や、確認したいと思っていた文献などの情報も提供され、わくわくしながら拝聴しました。
 
情報といえば、ぐーたらさんからも嬉しい情報 (こういう情報を大喜びするのは病気ですかね) を入手しました。
 
近々、ぐーたらさんがブログに書いてくれるでしょう。
 
 今見たら、もう書いてるし・・・
 
 
日開谷さんにもご挨拶できて、有意義な一日でありました。
文章から、ツイードのジャケットを着て葉巻を燻らせている紳士のようなイメージを持っていましたが、若々しくて驚きました。(笑)
ご一緒されていたお二方も今後とも宜しくお願いいたします。
 
 
阿波説をご存じない方、県外の方には、いずれ詳しく?説明したい、という気持ちだけはあります。
 
 やる気ねえな
 
結論だけ言うと、神武天皇は (いわゆる) 東征をしていません。
 
はぁ~? と思うでしょう、普通は。
 
でも、事実だから仕方ない。
 
いつか必ず、通説の日本史は書き換えられるでしょう。