空と風

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阿津神社の記事が紹介されました

 
先日、「徳島の神社」に「阿津神社」をアップしましたが、補足を追記しましたので、こちらにも写真付きで書いておきます。
 
 
一度見たら、なかなか読みなおしてはくれないと思いますからね。(笑)
 
追記と同時に、LBさんからコメントを頂きまして、この記事が、yahoo!トップページの「徳島の地域スポット情報」に出ていると教えてくれましたので、まあ、ローカル情報なので、この画面を海陽町付近に設定している人にしか表示されないとは思いますが、地元の人だけでも見てもらえれば光栄です。
  
 
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※ 追加分
 
この「度会清在」(わたらいきよあり)とは、1682~1736江戸時代中期の国学者神職で、伊勢神社外宮の高宮玉串内人である。
 
師の一人である度会延経(わたらいのぶつね)が、30年をかけ全国の式内社を考証した『神名帳考証』(1714・完成1733)をもとに、度会延賢が書いた『神名帳考証撿録』に加筆している一人である。
 
その度会清在が云うには、或云(あるいはいう)として、
 
 開化天皇の皇子である日子坐王(ひこいますのみこ)御子「室日古王」(むろひこのみこ)の后が
 当社の祭神たる「室比賣」である
 
という説を紹介している。
 
ちなみに、この度会神主(伊勢外宮)の祖神が、上記の天村雲命である。
 

開化天皇=若倭根子日子大毘々命(わかやまとねこひこおおびびのみこと)は、第9代天皇で、
父は孝元天皇=大倭根子日子国玖琉命(おおやまとねこひこくにくるのみこと)。
 
孝元天皇の妃で、開化天皇の皇后、伊香色謎命いかがしこめのみこと)を祀る式内社は、
日本で唯一、徳島県吉野川市の 「伊加賀志神社」 のみである。
 
孝元天皇の妃の一人、埴安媛は、徳島県小松島市の式内「建嶋女祖命神社」で祀られている。
 
 
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開化天皇の兄で孝元天皇の第一皇子、大彦命(おおびこのみこと)は、香川の式内「布勢神社」で祀られている。
 
 
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第7代孝霊天皇の皇女、倭迹迹日百襲媛命を祀る式内「水主神社」の西隣である。 
 
第5代孝昭天皇御真津日子訶恵志泥命(みまつひこかえしねのみこと)を祀る式内社も、日本唯一、徳島県佐那河内村の「御間都比古神社」のみ。
 
孝元天皇の皇女にも「御真津比売命」(みまつひめのみこと)がいる。
古代の皇族、豪族の氏名には、地名が使われることが多いのは言うまでもない。
 
 
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伊勢神社外宮の神職、度会氏を中心に数十年、数代、数人をかけて考証した式内社の研究で、当社の御祭神を開化天皇の親族に求める一説が浮上するには、このような周辺の式内社やその御祭神、由緒や沿革、所在地と地名等の傍証があったものと想像される。
 
 
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