先日、R32付近から帰宅中にR438を南下。
A地点にまで来て、はじめて道路脇に何やら看板を手に持った男が視線に入る。
ん?なんだろう?
と思いながら走り過ぎると、その数百メートル先で軽トラのおじさんが、すれ違い様パッシングして話しかけてきて、
にいちゃん。三頭トンネル、通行止めやってよぉ
はあ~??!!
聞いてねえよ。
普通、トンネル通行止めにするときは、1週間も2週間も前から、電光掲示板や立て看板、様々な手を使って予告するものだ。
しかし、何も見ていないし聞いていない。
どうするんすかぁ?
池田か B 、塩江 C に回れってよ
ざけんなよ!
まっすぐトンネルくぐれば10分で帰れるところに、なんで2時間もかけて迂回せないかんのな!
と、トンネル入口を閉鎖している警備員にグチッたが、彼らに責任があるわけじゃない。
彼らも22時から翌朝5時まで徹夜で勤務なのだ。
このとき、なんと22時15分。
告知が足らんのじゃー!!
と、怒り収まらぬままUターンし、以前昼間に抜けたことのある山道を行くことを検討する。
勝浦、奈良の木、という意味深な地名の山道を抜ける怪しいルートだ。
さっきの軽トラのおっちゃんは、もう行ってしまった。
池田へ回るのだろうか? 塩江へ回るのだろうか?
私がもう少し冷静でいられたなら、「わしについてこい」と言ってやれたのに。
しかしこの道は、非常に狭く舗装状態が悪く、ところどころ未舗装で、あまりにも暗く、あまりにも怖く、迷わずに通り抜ける自信もない。
赤線は適当に引いたが、この拡大地図にも載っていない道だ。
分岐点で約3分、逡巡するも、ビビりがまさる。
そこでぴーんときた。
そういえば、谷川米穀店の前の信号から隣町の三野町に抜けるルートがあったはずじゃ。
拡大すると上の地図のとおり。
もう怒りのままに、ラリーかよ、という勢いで突っ走る。
もうクタクタで1分でも早く帰りたいんだよ。
昼間は対向車を考えて、ゆっくり走らなければいけないこんな道も、夜なら逆にぶっ飛ばせる。
もし対向車があれば、ライトの光で察知できるからだ。
っていうか、怖いから早く通り抜けたいの。
上の地図で左下の丁字路。
徳島と香川の県境でもある。
どっちへ行っても帰れるが、トンネルの出口を目指す。
やっと眼下に街の灯りが見えてきた。
大都会だな。
どこがじゃ
あれがわが町か、とシャッターを押すと大量のオーブが飛び交う。
実はもっといっぱい飛んでいて、画面を明るくすると、このとおり。
三頭山の精霊たちが守ってくれたおかげで、事故もなく、無事30分遅れで帰宅できましたとさ。
めでたし、めでたし。