空と風

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(世界水没地図)に見る古代阿波国

 仁徳天皇は讃岐の天皇 5
 
で、古代の海面上昇について書きましたが、海外サイトの
 
 
というものを見つけまして、こちらのほうがリアルなので、画像をアップしてみます。
 
 
というサイトで紹介されていました。
こういうのは、今後温暖化などで?海面が10メートル位上昇するという説のシミュレーション用に作られているものです。
 
Google map を利用しているので、見やすいです。
ただ、精度はもちろん完璧ではなく、地形そのものも古代は現在と違うため、あくまで目安です。
 
 
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私が以前住んでいた街の「大森」駅の周辺に「大森貝塚」があります。
縄文時代後期の貝塚です。
 
そのころは、この辺りが海岸でした。
 
 
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海進14メートルです。(左上の+14mという表示がそうです)
こんな感じだったんでしょうか?
多摩川が大変な事になってます。
 
同じように、古代の阿波を見てみます。
 
 
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丸印のあたりが、http://blogs.yahoo.co.jp/noranekoblues/46148157.html 式内社 多祁御奈刀弥(たけみなとみ)神社が鎮座する、諏訪の地です。
 
タケミカヅチの神に追われ、スワの海まで逃げたと古事記に記される、タケミナカタの神の住居跡と考えられます。
 
 
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海進10メートルで、マンマ海岸線です。
大森貝塚でシミュレートした+14mだとこの一帯も海に沈みます。
この神話の元の話は弥生時代でしょうから、適切な海進レベルと言えるでしょう。
 
 
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さらに時代が下って、+6m、名方諏訪の北に、建御名方神の母、高志沼河姫の出身地、高志
 
その東に、「高志の前の角鹿に、仲哀天皇が建てた仮宮、けひ宮跡と考えられる氣比神社(御祭神・仲哀天皇)が位置します。
 
気比(けひ)の語源は、御食津(みけつ)で、神が食料として入鹿魚(いるか)を、うち上げられた浜にあることが、古事記に記されています。
 
 
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そのころの東京・千葉・茨城はこんな感じだったんですね。
阿波忌部氏が、開拓のため上陸した時代です。
 
そのうち、カシミール3Dをマスターしたら、もっとリアルな画像をお見せします。