空と風

旧(Yahoo!ブログ)移設版

ホエールウオッチングin桂浜(高知) ニタリクジラ編②

イメージ 1


ホエールウオッチングに行ったと言うと、みな「見れたの?」と訊きます。
なかなか見れない、というのが一般的な常識のようです。

私は「見れるもの」と思いこんでおりました。
実際、ホエールウオッチングin桂浜のHPを見ると、かなりの高確率で遭遇してます。
もちろん空振りがあることは承知の上ですが、なぜか楽観視していました。

潜ったサメっちは、なかなか出てきません。
クジラは何分か海上に姿を見せたら、また海中に潜り、を繰り返します。
私は漠然と、もっと長い間海上を泳ぐように思っていました。

船長の坂本さんも「長いな~」の連発です。
いつもより潜る時間が長いようです。

私たち客も、ぐるっと海面を見渡してクジラを探します。
緊迫感が漂います。

どこだ? どこへ行った?

5分・・・。
10分・・・。

わくわくもしながらクジラの姿を探します。

10数分・・・。

もう出てこないのかなぁ?
と思った時、船のずっと左手彼方に黒いものが浮き上がり、ブシュー!と潮を吹き上げました。

私が「あそこ!」と指差すのと、奥さんガイドが、

「ひだりー!!」 「ずっとむこー!!!」

と叫ぶのが、ほぼ同時。


イメージ 2

あそこじゃ~!

と、これまたその声と同時に、船長は全速力でクジラのいるポイントへ船を走らせます。
速い速い。


イメージ 3


興奮する~。
うれし~!!

最初は立つだけで足元がふらふらしていたというのに、全速力で走る船の先頭に立っていても平気で、クジラが近づいてくると顔がにやけます。


イメージ 4

イメージ 5


追いついた~!
と思ったらすぐに潜ってしましました。

その後もまた10数分姿が見えません。

隣にいた男性が「ん?」とつぶやきます。
その方向を見ますが、何も見えません。

勘違いか?と思っていたら、しばらくして「あっ」と声を出します。
後ろから「潮吹いた?」と奥さんガイドの声。次の瞬間、

「右前ぇー!!」

と、ブローを確認した奥さんの怒声。
船をぶっ飛ばしましたが間に合いませんでした。

「もっと自信持って教えてよ~」の奥さんの声に笑いがこぼれます。


また10数分、何も見えません。
もう時間が迫っています。

ずっと全神経を集中して海面を睨むのも慣れないために疲れます。
今日はもう無理かなあ、と諦めかけた時、また

「前~!」
「ずっと前~!!」

と、奥さんの叫び声。

遠い。
とおいよ。  あれじゃ間に合わないんじゃないか?


イメージ 6


近づくとブローが上がるのが見えます。
間に合うか?


イメージ 7


間に合った~!
船をクジラの左手につけ、しばし並走です。


イメージ 8

イメージ 9

イメージ 11

↑ホエールウオッチングin桂浜HPからまた拝借
  ★ホエールウオッチングin桂浜★

イメージ 10


さすが、海の貴婦人と呼ばれるニタリクジラです。

またな~
また会いにくるよ~(泣)



さあ、帰る前に、イルカウオッチングじゃ。

(続く)