ホエールウオッチングに行ったと言うと、みな「見れたの?」と訊きます。
なかなか見れない、というのが一般的な常識のようです。
なかなか見れない、というのが一般的な常識のようです。
私は「見れるもの」と思いこんでおりました。
実際、ホエールウオッチングin桂浜のHPを見ると、かなりの高確率で遭遇してます。
もちろん空振りがあることは承知の上ですが、なぜか楽観視していました。
実際、ホエールウオッチングin桂浜のHPを見ると、かなりの高確率で遭遇してます。
もちろん空振りがあることは承知の上ですが、なぜか楽観視していました。
船長の坂本さんも「長いな~」の連発です。
いつもより潜る時間が長いようです。
いつもより潜る時間が長いようです。
私たち客も、ぐるっと海面を見渡してクジラを探します。
緊迫感が漂います。
緊迫感が漂います。
どこだ? どこへ行った?
5分・・・。
10分・・・。
10分・・・。
わくわくもしながらクジラの姿を探します。
10数分・・・。
もう出てこないのかなぁ?
と思った時、船のずっと左手彼方に黒いものが浮き上がり、ブシュー!と潮を吹き上げました。
と思った時、船のずっと左手彼方に黒いものが浮き上がり、ブシュー!と潮を吹き上げました。
私が「あそこ!」と指差すのと、奥さんガイドが、
「ひだりー!!」 「ずっとむこー!!!」
と叫ぶのが、ほぼ同時。
あそこじゃ~! |
と、これまたその声と同時に、船長は全速力でクジラのいるポイントへ船を走らせます。
速い速い。
興奮する~。
うれし~!!
うれし~!!
最初は立つだけで足元がふらふらしていたというのに、全速力で走る船の先頭に立っていても平気で、クジラが近づいてくると顔がにやけます。
追いついた~!
と思ったらすぐに潜ってしましました。
と思ったらすぐに潜ってしましました。
その後もまた10数分姿が見えません。
隣にいた男性が「ん?」とつぶやきます。
その方向を見ますが、何も見えません。
その方向を見ますが、何も見えません。
勘違いか?と思っていたら、しばらくして「あっ」と声を出します。
後ろから「潮吹いた?」と奥さんガイドの声。次の瞬間、
後ろから「潮吹いた?」と奥さんガイドの声。次の瞬間、
「右前ぇー!!」
と、ブローを確認した奥さんの怒声。
船をぶっ飛ばしましたが間に合いませんでした。
船をぶっ飛ばしましたが間に合いませんでした。
「もっと自信持って教えてよ~」の奥さんの声に笑いがこぼれます。
また10数分、何も見えません。
もう時間が迫っています。
もう時間が迫っています。
ずっと全神経を集中して海面を睨むのも慣れないために疲れます。
今日はもう無理かなあ、と諦めかけた時、また
今日はもう無理かなあ、と諦めかけた時、また
「前~!」
「ずっと前~!!」
「ずっと前~!!」
と、奥さんの叫び声。
遠い。
とおいよ。 あれじゃ間に合わないんじゃないか?
とおいよ。 あれじゃ間に合わないんじゃないか?
近づくとブローが上がるのが見えます。
間に合うか?
間に合うか?
間に合った~!
船をクジラの左手につけ、しばし並走です。
船をクジラの左手につけ、しばし並走です。
さすが、海の貴婦人と呼ばれるニタリクジラです。
またな~
また会いにくるよ~(泣)
また会いにくるよ~(泣)
さあ、帰る前に、イルカウオッチングじゃ。
(続く)