空と風

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阿波古事記研究会シンポジウム 天孫降臨 行ってきました

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パネルディスカッションの様子
 
面白かったですね。
段取りの悪さも目立ちましたが、宮内庁の三木氏の講演を優先するあまり、時間配分に苦慮したようです。
 
三木氏は、約90分の持ち時間を休憩も挟まず講演されましたが、壇上には水さしくらいは用意するのが礼儀です。
こういった会場では備品として貸し出すところもあると思いますが。
 
私などは、イコピコさん風に言えば、某治安関係の学校で学んだので、そういうところが、どうしても気になってしまいます。
学校では、全ての授業のさいに、教官のために、水さしとおしぼりを、学生が机の上に用意します。
もちろん、外部からの講演者にも最大級の気遣いをします。
 
朝は、教官室で教官が来る前に、その靴を磨き、机を磨き、湯のみにお湯を入れ温めて待機し、姿が見えたら、さっとお茶を出し、傍らで直立不動で立ち、指示を待つ、というような気遣いが当たり前の世界から見ると、講演者に失礼ではないかと、阿波古事記研究会の人間でもないのにひやひやしますね。
 
 
 
嫁には、阿南古事記研究会の方の解説が分かりやすかったと好評でした。
嫁は神社巡りに付き合ってくれますが、阿波古代史に関心があるわけではないのです。
茨城の出なので、古代阿波とはつながりが深いのですが。
この説明を聞いて、へぇ~っと思ったようです。
 
 
私は、『邪馬壱国は阿波だった-魏志倭人伝古事記との一致』(1976)の著者、堀川豊平先生のお話が印象的でした。
 
この本は、『高天原は阿波だった』の前年、古代阿波研究会が出版したもので、『高天原は阿波だった』は、『邪馬壱国は阿波だった』を読んだフランキー堺氏が呼びかけた日本テレビプロデューサーの山中康男氏が、その影響下に書いたものです。
 
その実質的な執筆者が、今日お見かけした堀川豊平先生だということを初めて知りました。
 
マイクを持った瞬間からもう怒り爆発で、大声でエキサイてキングに息を切らせながら話される様子は大変魅力的で、堀川先生だけの講演を2~3時間聴いてみたい気になりました。
でもご高齢なので、あの調子でずっと話されたら1時間もせずに倒れるんじゃないかと心配になりそうです。
「訊きたいことがあれば何でも答えるから葉書で自宅まで質問してくれ」、と繰り返すのにも好感を持って笑いました。
 
主役の三木氏のお話も大変良かったです。
天皇陛下が年間を通して祭祀されていることは知っていましたが、一部とはいえ具体的にその内容を聞けたことは、勉強になるというより、国民としての意識の持ち方を高めることができたと思います。
 
解説だけでなく、私的な情報や雑談がまた良かったですね。
迷惑がかからないよう内容は伏せておきますが、民主党の問題点もまた浮彫りになりました。
 
 
私も以前書いたように、最大の問題点は民主党に「天皇陛下に対する敬意が全くない」という点なのですが、また別の機会にしましょう。
マスコミも政治家も、民主党に対する批判は常に「政治と金」の問題なのだ、と繰り返すのですが、確かにそれも問題なのですが、もっと問題なのはこの国の国体をないがしろにすることなのです。
国民の多くはそのことを肌で感じているのですが、奴らは国民を馬鹿にしているんでしょう、「金。金」と、それしか言わないんですね。
 
これからは、意識改革の時代です。