かなり以前、仕事で先生をお迎えにあがったことがある。
そこへたまたま一匹の猫が通りかかり、止めてあった車の下に入って行った。
私が車の下を覗き込んで「おい。そこにいたら危ないぞ。」と話しかけたのを見て、先生が
そこへたまたま一匹の猫が通りかかり、止めてあった車の下に入って行った。
私が車の下を覗き込んで「おい。そこにいたら危ないぞ。」と話しかけたのを見て、先生が
「ねこ、お好きなんですか?」
と訊ねられた。
「はい。」と、私が答えると
一言 「癒されますよねぇ。」
と、おっしゃった。
その後「癒す」とか「癒し」とかの言葉が流行ったり、「ペットが飼い主を癒す」とかいう言葉が普通に使われるようになったけれど、そのときはじめて、私は「人が猫に癒される」という表現を聞いた。
その時、心底「あぁ。そうだな~」と思ったものだ。
それまで、犬や猫が大好きで「かわいい」と思う感情は人一倍と思っていたが、自分が彼らに癒されるという認識は持ったことがなかった。
いや、気付いていなかった。
それまで、犬や猫が大好きで「かわいい」と思う感情は人一倍と思っていたが、自分が彼らに癒されるという認識は持ったことがなかった。
いや、気付いていなかった。
犬も猫も好きだが「癒し」の力は猫のほうがより強く持っている。
飼ってみればわかる。
犬は疲れる時がある。
猫は、ただそこで寝そべっているだけで、・・ああそうだ。
たしか先生も続けてこう言われた。
飼ってみればわかる。
犬は疲れる時がある。
猫は、ただそこで寝そべっているだけで、・・ああそうだ。
たしか先生も続けてこう言われた。
「そこに寝そべっているだけで、その姿に癒されますよねぇ。」
ねこを“ただの”ペットとしか見えない人は寂しいねえ。