今日は徳島も雪でした。
私たち夫婦はともに腰痛持ちなのですが、特に私は車のシートにはうるさいです。
趣味で、仕事で、今まで様々な車に乗ってきました。
それこそ、トラックからメルセデスのSクラスまで。
国産でもクラウンからマジェスタ、センチェリー、シーマ、プレジデント、と乗りましたが、プレジデントがちょっとましだったくらいです。
ランクル78プラドのシートは良かったですよ。
シート交換も昔何度かしましたが、作業は簡単なものです。
ノーマルシートを外し、シートレールにバケットシートを付け、車体にボルトオン、という単純作業です。
あっという間にできる、はずでした。
シートを外すときに、下に隠れているコネクターを抜かなければいけません。
それは分かっていたので抜いていた(左)んですが、いざシートをどけようとすると取れません、
下を覗き込むと、(右)のほうを抜かなくてはいけないのでした。
ところが、こいつが5分10分と、どんなに引っ張っても抜けません。
頭に来てコードをぶった切ってやろうと思いましたが、過去に同じようなことをして大変な事になった経験があるのでぐっと我慢です。
大声をはり上げながらシートがガンガン揺れるほど引っ張って、やっと抜けました。
そのせいで、シートをどかすとセンターコンソールに大きな傷が・・・・・。
新車に初めて傷をつけました。
ああムカつくなあ。もっと簡単に外せるようにしとけよ。
最初に外した方のカプラーにはロックがあって、それを引きながら簡単に外せたんです。
レカロの純正シートレールは、これがまた面倒くさくて、バラバラの状態のものをプラモデルのように組み立てなくてはいけません。
普通は溶接で形が出来上がっているものですが。
ところがレカロ純正だけは、事前に申請をパスして、完全車検対応の製品なのです。
ボルト・ナット・ワッシャー・スペーサーの類だけで、こんなに入っています。
どこにどれを使うのか、確認するだけでも十分イライラします。
実際には下のトレーのボルト類はほとんど使いません。
レカロにはいろんな種類のシートがあり、そのシートによって使うボルトが違うのです。
どのシートを買っても、このレールに取り付けられるように、あらかじめ全種類のボルトが入っているのです。
ノーマルシートからシートベルトのバックルを外してレカロのシートレールに移植します。
ところが、ここでまた問題発生です。
バックルから下に伸びているコードのコネクターが、また外れません。
写真の上、右側のやつですね。
これはどうせ、シートベルト警告灯の配線だから必要も無いのでぶった切ってもいいんですが、レカロの説明書には「このコネクターをちゃんと繋げ。さもないとエアバッグ警告灯が点きっぱなしになるかもよ」と脅し文句が書いてあるのです。
どうやっても抜けないので、また怒鳴りながら、作業しやすいようにと、カプラー全体をシートから引きぬきました。
抜けないはずです。
バックル側のカプラーーがシートにはめ込んであるんですから。
本当に腹が立ちます。
この2回のコネクターとの闘いで、今でも指先がズキズキしてますからね。
人間、頭に血が登ったまま何かをすると必ずミスをするもので、このあとやってしましました。
ベースフレームはこのように車体とドッキングさせています。
このベースフレームに、シートと一体にしたシートレールをドッキングさせるのが、レカロのやり方です。
ネットで、レカロを取り付けた人のレポートを読むと、精度がいいので簡単だったとか言うのが多いんですが、全くそんなことはありませんでした。
穴の位置が合わないんです。
右の前を軽く仮止めした状態で左はこんなですよ。
シートを持ち上げて(重いし・・)、何度もレールをベースフレームに乗せ変えたので、フレームも傷だらけです。
ベースフレームがすんなりボディに付いたということは、シートレールのほうが曲がってるということですね。
もう力技で無理やり穴の位置を合わせ、ボルトをねじ込んでやりました。
外は大雪なのに、シャッターを全開にした車庫の中で汗だくです。
おまけに、シートの高さを3段階に調整できるというのが売りなのに、ご覧のようにレールの足がベースフレームに当たってしまい、ローポジションにはできません。
嫁も運転するから真ん中でいいですけど。
助手席の純正シートとは、背もたれのサイズやサイドサポートの形状を見比べるだけでも違うでしょう。
もちろん、坐った感じは天と地ほど違います。
で、何をミスったかというと、よく見るとわかるでしょうか?
シートベルトのバックルを、内側と外側、逆につけてしまったんです。
つまり、ロック解除のボタンが内側になってしまってます。
これでもシートベルトはできますが、非常に使いづらいです。
とほほ・・・
今日中に左右付け替えるつもりでしたが、ミスのショックもあり、ここで力尽きました。
腰痛対策でシートを交換しましたが、今日の作業で、立ったり座ったりの動作もつらいくらい腰が痛くなりました。
※ RECARO LX-VS SK100
最もレカロらしくトラディショナルなコンフォートシート
LX-VSは、レカロシートの原点でもある「正しい着座姿勢へと導き、長距離・長時間の運転でも型くずれすることなく腰椎部と骨盤のサポートを保持することで腰痛予防と疲労軽減を実現するシート」を純粋に重視したコンフォートシートです。
その伝統的なシートフォルムは、幅広い車種にマッチするとともに、安心と信頼のレカロシートを象徴するデザインとなっています。
(RECARO HPより)