伊比良咩(いびらめ)神社
旧称は「乙姫大明神」で、1881年(明治14年)に「吾平津神社」に改称された。
創立は和銅二年(709)だというが根拠は不明。
この吾平津神社を記した古記録の中に『那珂郡神社調書』というものがあるそうで、那珂・那賀・長一族の進出地であるようだ。
創立は和銅二年(709)だというが根拠は不明。
この吾平津神社を記した古記録の中に『那珂郡神社調書』というものがあるそうで、那珂・那賀・長一族の進出地であるようだ。
が、最古の記録である。
また『大同本紀』逸文に、天村雲命の別名が「小椅の君」と記されていることを考え合わせると、古事記の神武天皇記に、~阿多の小椅の君が妹、名は阿比良比売を娶りて~とあるのは、この三神の近しい関係を表している。
神武天皇を祀る古社「樫原神社」、神名を冠した式外大社「伊比良咩神社」、日本唯一の式内社「天村雲神伊自波夜比賣神社」、天村雲命の妃とされる伊自波夜比賣の祖父に当たる建御名方命を祀る式内社「多祁御奈刀弥神社」。
自然な位置関係の中で、これら全ての神社が鎮座するのは阿波国のみである。
※ 参考