空と風

旧(Yahoo!ブログ)移設版

リコーR8でSDカードのデータぶっ飛び!の巻

昨日、某神社で写真撮影中に、シャッターを押すと

 「○×△エラーです」

との表示が出た。

 は? 何がエラーじゃい!

と、再度シャッターを押そうとすると、ボタン半押しでピントを合わせた時点で、

 「容量不足です」

とのメッセージが。



 ああ。カード( Transcend2G )がいっぱいになったのか・・・。

と、再生ボタンを押した。
そこの写真はぜひ撮りたかったが、カードの中には不要なファイルも多く記録されているので、それを何枚か削除して容量を回復させようと思ったのだ。

そうすると、

 「カードを初期化してください」

と表示される。

もうあとは、何をどうしても「カードを初期化してください」の一点張りである。

頭にくるも中身が消えてしまったわけではなかろうとあきらめて帰宅した。


PCにカードを差し込んで、ファイルを開こうとすると、

 「セキュリティで保護された記憶域デバイス

と表示されて、拒絶される。

 意味が分からん!!

と、検索開始すると、まったく同じ症状の方が、YAHOO!知恵袋で質問されていた。


この方はMacを使っていて、回答者からMac向けのファイル復旧ソフトを紹介され解決したようだ。

Mac用があるんなら、Windows用だってあんだろ。と、この回答を参考にチャレンジを試みる。


フリーのファイル復旧ソフトがいくつかあり、その中から評判の良いDataRecoveryをダウンロード。
さっそく試すが、スキャンしても
 「不明なファイルシステムです」
となって、消えたファイルは表示されない。

「空きクラスタスキャンとかいう方法(忘れた)でやれば出てくるかも?」

みたいなメッセージが出たので、再チャレンジすると下のようなスキャン結果が出た。


イメージ 1


素人目に見ても壊れてるっぽい。
とりあえずこれを別のフォルダに開けてみようとしたら

 「ファイル名 ディレクトリ名 またはボリュームラベルの構文が間違っています」

と表示されてストップしてしまう。


私は、
「今カードがわけのわからん状態になっているのがいけないのだ」
「いったんカードを初期化してから読みだすほうがソフトもやりやすいのだ」
と、シロートらしい発想をして、カードをカメラに戻し、フォーマット操作を行った。

意味がなかった。

それどころか、そのあとでネット検索すると、
「たとえ削除はしても、フォーマットだけは絶対するな。データが完全に消えてしまう」
という脅し文句が多数ヒットしたのだった。


 聞いてねえよ


しかし、最初のYAHOO!知恵袋の回答では

「消去操作や“フォーマット”操作をしたメモリーカードから、ファイルを復元させることができます」
「初期化してもほとんどのデータは救えると思います」

と書いてある。
このセリフを信じるしかない。



しかし、いったん初期化したカードからファイルを復元させるには、どうもプロ(有料)の手を借りるしか方法がなさそうであった。
いろいろ見てみると、値段も様々。
1万前後から5~6万くらいまで作業代がかかる。
しかし彼らは物理的破損(カードが割れたり)のケースまで対応するというのだから流石はプロである。
もちろんその場合はさらにひとケタ費用がアップする。


そんなにかかるんなら撮影した場所をもう1回まわろうか、と考えながらさらに可能性を探ると


を発見した。

SILKYPIX 画像復活.com」は、デジタルカメラ等で使用されるSDカードやコンパクトフラッシュなどの外部メモリーカードからデータを復元するウェブサービスです。
指定されたメディアに残された対応形式データを全てを復元し、また、削除・フォーマット等によって失われたデータ、 OSが認識できないメディアのデータも復元することができます。

と、実に頼もしいセリフに涙が出そうになる。

しかもこれは、「ウェブサービス」なのである。
通常のデータ復旧には、カードをその会社へ送らなければならないし、戻ってくるまでに日数がかかるし、費用が高い。

画像復活.comは、容量に関係なく1メディア2000円である。安い!

表示に従って操作し、復活したファイルを先頭から10枚まで無料で確認することができる。
見たところ見事に復活していたので、以後のファイル全てを(ここから有料)復元してもらうことにした。


イメージ 2


作業中、経過時間や残り時間、
「復活を行っています」
「ファイルを読み込んでいます」
「○○ファイル復活しました」
等のメッセージが表示され、見ていてわくわくする。


イメージ 3


「復活完了」

かっこいい!

千葉のベンチャー企業らしい。すばらしい。

480枚の写真が見事復活した。


イメージ 4

お気に入りの温泉

復活した写真のうち何枚か(20枚くらい?)は、上のサイズ(320×240)に変換されていた。
使い物にならないが、まあこの際仕方ないだろう。