空と風

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假屋崎省吾 うだつをいける

徳島県美馬市脇町の、国重要伝統的建造物群保存地区「うだつの町並み」にある築216年・市指定文化財「藍商佐直吉田家住宅」を会場にして、華道展「うだつをいける」が開催されています。(2月25日まで)

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やっぱりキモイ假屋崎氏のポスター

別にそれを見に行ったんじゃないんです。
この「うだつの町並み」の南側に道の駅があるんですが、そこって駐車場だけなんです。

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元船着き場の公園を抜けて北側に見える右側の白い建物が、「吉田家住宅」の蔵。
その左手の建物は、外観を統一させた売店と喫茶店です。
ここへ前から行ってみようと思っていたのです。

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これが「うだつ」

金持ちになると、「うだつ」(防火壁)付きの家を建てたため、貧乏人は「うだつが上がらない」の語源となった建物の構造です。

観光名所となっていますが、あくまで一ストリートで、街全体がこんな感じなのではありません。
原宿の中の竹下通り、みたいなものです。(よけい分かりにくいか?)
あまり期待するとがっかりすると思います。

ここを歩いて通るのは初めてですが、車で走り過ぎるよりは楽しめます。
まるで映画のセットのようですが、ホンマモンです。
昔の建物なので屋根が低いです。
タイムスリップしたかのような感を味わえますよ。

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「吉田家住宅」の前を通りかかると、開け放たれた障子戸の向こうに、假屋崎氏の生けた花が展示されてます。
假屋崎省吾って、ただのオカマじゃなかったんですね。
凄いです。

その気もなかったのに入館料払って中に入ってしまいました。
入ったら、各部屋に生け花が展示されていて見入ってしまうのですが、それ以上に感動したのがこの建物でした。
ただ古いだけの昔の商人の家だろ?と思ってたんですが、実に見ごたえがあります。
昔の金持ちの家っていうのは、こういう感じか~!としみじみ思います。
和風の家の造りっていいですねえ。
間取りだけでも一見の価値あり。感動します。
(こんな家に住みてぇ・・)と思いました。


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蔵に展示されていた、この家へ嫁入りした女性が乗ってきた駕籠と、山岡鉄舟の書。
この数軒隣が、将棋名人「小野五平」の生家。
山岡鉄舟から小野名人に贈られた書を、特別展示しているものです。
かっこいい字です。