空と風

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仏生山温泉(香川)

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とても都会的?な、おしゃれな温泉。
外観からして温泉っぽくない。

内部の写真は、土曜で利用者が多く撮影できなかったため「仏生山温泉」で検索して、
他のHPやブログでご確認ください。(いいかげん)
人気が高いと見え、豊富な写真や詳しい解説が簡単に見つけられる。

「都会的」という表現は、建物の設計にもあてはまる。
どういうことかというと、限られた面積をできるだけ「有効」に、かつ「広く見せつつ」使う、
という設計がなされている。
と、書くと、施設が狭いように見えるが、そこそこの広さはある。
良くも悪くも「流石、高松市街の外れ」という感じである。

風呂の要は「中庭」である。
中庭を中心に、北側にガラス張りの脱衣所。
東西南に内風呂と露天風呂が配置され、どこからも中庭が眺められることで開放感を出している。
よって、写真で見ても実物以上に広く感じる。

脱衣所自体にガラス越しの日差しがさんさんと注ぐため、
設置された椅子に座ってぼ~っとしてる人もいる。が、少々狭すぎる。

風呂場入り口に、全浴槽「掛け流し」だと書いてある。
内風呂が一つに、露天風呂が大小四つあり、露天風呂はそれぞれ湯の温度が違うように設定されているようだ。
センスのない温泉では、露天風呂のお湯が熱すぎて長湯できないところも多い。
また、しょぼい音響設備で、演歌や懐メロががんがん流れていたりすることもあるが、
ここでは、ちょうどよい湯温で、湯船に流れ落ちる温泉の水音だけを聞きながら、
中庭上空の青空に浮かぶ雲を眺めつつ、ゆったりと入ることができる。

内湯の隣には岩盤浴?の設備があるが、バスタオルの準備が必要だ。
「部屋に入っても汗が出ない」と書いてあるサイトがあったが、そりゃ当然だ。
しかしスペースが狭く、2人も横になったらいっぱいという感じで、見ず知らずのおっさんと
添い寝するのも気が進まず、利用しなかった。

主役の中庭には、同じ種類同じ高さの木が12本、碁盤目状に植えられているが、
このへんはガーデニングのプロにアドバイスをもらったほうがいいのではないか?
木の種類や高さ、配置で、視覚的な満足度が大きく変化するのである。
建物のデザインを損なわないように、今のようにしているのはわかるが、今ひとつ物足りない。

中庭にもカランが設置されている。
寒いので誰も使っていなかったが、「ここはひとつ、俺が漢を見せてやる」と鳥肌を立てながら体を洗ったら
案外気持ちよかった。
タオルを泡立ててゴシゴシ体を洗っていると、車を洗車しているような錯覚を覚えた。
屋外で体を洗うことなんか滅多に無いもんね。

建物 ☆☆☆☆
お湯 ☆☆☆☆
風情 ☆☆☆☆
食事 未食
従業員 ☆☆☆☆
利用客マナー ☆☆☆
マッサージ器 未使用

総合評価 ★★★★